韓国の米軍基地村に生きる女性たちを描く3作、一挙上映:キム・ドンリョン、パク・ギョンテ監督を迎えて in シネマ・チュプキ・タバタ – 2/5(水)

2025.2.5 (Wed.) in シネマ・チュプキ・タバタ

『わたしとフクロウ』Me and the Owl
監督:パク・ギョンテ
2004/韓国語<日本語字幕>/DVD/90分
<日本語字幕素材提供:FAV連連影展>
ソウルの北、議政府(ウィジョンブ)の米軍基地で暮らす「セックスワーカー」の女性たちの日々の暮らしや葛藤を描く。米軍基地周辺で働く女性をサポートするグループ<トゥレバン>を通じて監督が出会った、主人公のパク・インスンさん作の絵「わたしとフクロウ」が映画のモチーフとなっている。

『蜘蛛の地』Tour of Duty
監督:キム・ドンリョン、パク・ギョンテ
2013/韓国語<日本語・英語字幕>/Blu-ray/150分
<日本語字幕素材提供:山形国際ドキュメンタリー映画祭>
取り壊しが決まっている、基地村の旧歓楽街で働いていたパク・インスンさんを含む3人の女性たち。
<YIDFF 2013 インターナショナル・コンペティション 特別賞>

『妊娠した木とトッケビ』The Pregnant Tree and the Goblin
監督:キム・ドンリョン、パク・ギョンテ
2019/韓国語<日本語字幕>/Blu-ray/115分
<日本語字幕素材提供:イメージフォーラム・フェスティバル>
廃墟と化しつつある、米軍基地村の歓楽街に住み続けるパク・インスンさん。一時的に暮らしたアメリカ生活で失った娘を探しながら、記憶と語りが現実と虚構を行き来する。
<イメージフォーラム・フェスティバル2020 寺山修司賞>

会場:シネマ・チュプキ・タバタ
https://chupki.jpn.org/#map-area

13:45-開場
14:00-15:25 『わたしとフクロウ』85分(DVD)
15:40-18:10 『蜘蛛の地』150分(Blu-ray)
18:30-20:35 『妊娠した木とトッケビ』115分(Blu-ray)
20:50-21:30 キム・ドンリョン、パク・ギョンテ監督トーク

1回券:1500円
3回券:4000円

事前予約制(リンクに情報を入力してください):
https://forms.gle/oXPzE3QfgjaeyDNGA

20年以上前、基地村で働き、生活するパク・インスンさんと彼女が描いた絵「わたしとフクロウ」に出会ったパク・ギョンテ監督。その後、キム・ドンリョン(同じく基地村の女性たちを描いた『アメリカ通り』を監督)とともに、パク・インスンさんを主人公に撮影し続け、『蜘蛛の地』(2013)、『妊娠した木とトッケビ』(2019)を共同監督した。
*基地村:米軍基地の周辺の性産業やバー、クラブなどが集まった地域。

今回の上映会は、両監督が「山形ドキュメンタリー道場7」のメンター(講師)として来日する機会に実現した。このアーティスト・イン・レジデンス事業では、新作の編集に取り組むアジアの映像制作者が、山形の温泉地に長期滞在しながら、国際交流を通して切磋琢磨する。https://ddcenter.org

主催:FAV連連影展
共催:アカリノ映画舎
協力:シネマ・チュプキ・タバタ、イメージフォーラム・フェスティバル、山形国際ドキュメンタリー映画祭、ドキュメンタリー・ドリームセンター、ふぇみん