【新リングァ茶屋vol.2 上映&トーク】
中国海南島・戦時性暴力サバイバーの声を伝える
ドキュメンタリー映画『あぽの四季』

共催:リングァ・ギルド連連影展FAVハイナンnet

中国海南島に暮らすアポ(現地の言葉で“おばあちゃん”)の裁判支援をきっかけにうまれた「ハイナンnet」の米田麻衣さんをお招きします。会場では「ハイナンnet」が撮りためてきた写真の展示も同時開催します。ぜひアポに出会いにきてください。

日時:2025年5月23日(金曜日)午後7時~9時(開場 午後6時)
場所:hako gallery(渋谷区西原3丁目1-4、2階)
*エレベーターはありません。
*情報保障サポートが必要な方は事前にメールでご連絡ください。
料金:1000円
定員:20名(予約優先)
予約・お問い合わせ: lingua@linguaguild.com あるいは電話03-5452-4450

 

上映作品:『あぽの四季』

監督:米田麻衣、中国、日本/2016/DVD/43分
あぽ(阿婆)は中国語でおばあちゃん。中国最南端の海南島に住む2人の阿婆はいつも、昔話になると日本軍がいた時のことを語りだす。被害に遭ったその場所で暮らし続けること、そこで生き抜くことが彼女たちの闘いだった。

トークゲスト:米田麻衣さん

大学生の時にハイナンnetと出会い、裁判の原告のアポの被害証言を聞いて衝撃を受ける。法廷での証言が終わったアポから「海南島においで」と言われ、その笑顔に惹かれ、2009年から海南島に通う。2011年から海南島に留学。アポたちの存在がなかった事にされないために、カメラでアポたちの暮らしを記録する。当事者が皆亡くなってもこの問題は終わらない、それどころか記憶が消し去られようとしている今、何ができるか、今ここから一緒に考え行動していきたい。

ハイナンnet~中国海南島・戦時性暴力被害者の声を伝えるネットワーク〜

海南島のサバイバーのアポ達が日本政府に謝罪と賠償を求める裁判の支援をきっかけに始まりました。サバイバーの女性たちからみて孫世代の私たちは、尊敬と親しみを込めて彼女たちをアポ(阿婆)と呼び、裁判が終わった後も海南島を訪れ交流を続けています。

*新リングァ茶屋とは:
2009年から2016年まで17回にわたって翻訳会社「リングァ・ギルド」が開催してきた「リングァ茶屋」。コミュニケーションをテーマに、翻訳者、学者、通訳者、そして視覚や聴覚情報に工夫が必要な様々な方のお話をお聞きし、話し手と聞き手の交流の場でした。2024年から気持ちもあらたに「新リングァ茶屋」として復活しました。